【独自調査】製薬企業47社|医療関係者向けサイト会員登録フォームUIUX比較

製薬

公開日:2025.06.18
更新日:2025.06.17

MM独自調査 製薬企業に取り入れられている項目が一目でわかる! 会員登録フォーム UI/UX比較調査20項目

国内・外資の大手製薬企業47社の医療関係者向けサイトの「会員登録フォーム」のUI/UXを弊社社員が独自に調査しました。今回はこの中の内容を一部抜粋してお伝えしていきます。

調査内容は全20項目。項目ごとにそれぞれ何社が該当しているか一覧表にまとめており、一目で製薬企業に取り入れられているものかどうかを把握いただけます。
調査結果の全てをご覧になりたい方は、最後に無料資料をご案内しております。会員登録数の伸び悩みやEFO(入力フォーム最適化)にお悩みの担当者の方は、ぜひご活用ください。

フォーム改善で会員登録増加へ!医療関係者向けサイトのUI/UXを調査

私たちメンバーズメディカルマーケティング(以下MM)では、多くの製薬企業さまのサイト運用に携わっているため、業界のコンテンツやUI/UXデザインのトレンドを定期的に調査し、動向をウォッチしています。
本調査は、会員登録をすることで閲覧できる医療関係者向けサイトを運用する「国内・外資の大手製薬企業47社の医療関係者向け(HCP)サイト」を対象に行ったUI/UX視点での会員登録フォームの調査です。調査対象は非会員でも閲覧できる範囲に絞っており、2025年2月時点の調査結果を元に作成しています。

▼こんな方におすすめ
・他の製薬企業の会員登録フォームがどのようなUI/UXなのか知りたい
・他社の会員登録フォームが気になるけど、調べる時間がない……
・他社の動向を把握して、自社のフォーム最適化の参考にしたい

今回は、調査した20項目から5つをピックアップしてご紹介します。会員登録数向上の一施策として、参考にしてみてはいかがでしょうか。

独自調査内容を一部ご紹介!それぞれの機能による効果とは?

調査内容を一部ご紹介! HCPサイトの会員登録フォームに取り入れられている機能

調査1. 医療関係者サイトの新規ログイン方法

新規ログイン方法を調査したところ、新規会員登録が必要な企業が多数でした。また、医療関係者用の共通ID「medパス」やその他外部サービスのIDによるログインが可能なサイトも多く見受けられました。
共通IDでログインができると、1つのID/パスワードで複数の医療関係者サイトを利用できるため、ユーザーの登録する手間が省かれ、簡単にサイトをご利用いただけることが期待できます。

新規ログイン画面UI
左側に「新規会員登録ボタン」
右側に会員用の「medパスでログインボタン」と「〇〇でログインボタン」


調査2. 会員登録のステップ(フロー)の可視化

入力手続きが長くユーザーに不安を与えないよう、ページ上部に会員登録のステップがわかるプログレスバー(進捗バー)が設置されているサイトも多数ありました。
会員登録開始から完了までの「全工程」と「現在地」を視覚的に示すことでユーザーの精神的負荷が軽減され、登録完了までのモチベーション維持ができ、離脱率低下が期待できます。

会員登録までのステップが表示されているUI


調査3. パスワード表示/非表示の切り替え機能

セキュリティ対策のため、通常「●」などで隠されているパスワード。その隣にある「目」のマークをクリックするとパスワードが見える仕様は、近年のUI設計において標準化されつつある機能となっています。
パスワード表示/非表示が切り替えられることでパスワードの確認や誤入力を防ぐことができ、とても便利に感じる方も多いのではないでしょうか。
加えて入力ミスによるログイントラブルも減り、問い合わせ対応の負荷が軽減する効果も見込めます。

パスワードを入力する画面で「目」マークが表示されているUI


調査4. 入力補助機能

こちらの機能も今では見かけることが多くなったのではないでしょうか。本記事(調査資料)では、以下を入力補助機能とします。

・名前の入力と同時に、自動でフリガナも反映される
・指定された入力(カタカナ/ひらがな)に自動変換される
・勤務先の検索機能
・郵便番号の入力で住所が自動反映、もしくは候補が表示

このような補助機能は、いずれもユーザーの入力の手間を削減し、誤入力を防ぐことに繋がります。

苗字を漢字で入力しただけで、カタカナの苗字も同時に表示される、入力補助機能のあるUI


調査5. リアルタイムで入力不備をエラー判定

誤入力があった際にリアルタイムで入力欄の背景色が変わったり、アラートが表示される機能です。未入力時に「この項目は必須です」と表示されたり、パスワード設定で「8文字以上」「記号・数字を含める」などの条件が満たされていない場合にユーザーにフィードバックをします。
リアルタイムで入力不備がわかるのでユーザーもすぐに修正できるため、全て入力後の確認画面でエラーがわかるよりもストレスがなく、離脱の軽減が期待できます。

リアルタイムで入力不備がある箇所のエラー判定を赤く示すUI

47社・全20項目の調査結果は資料ダウンロードでチェック!

デジタルマーケティングカンパニーの困りごとは、お気軽にメンバーズへ!

国内・外資の大手製薬企業47社の医療関係者向け(HCP)サイトからの会員登録フォームに関する調査項目を一部ご紹介しました。一部ご紹介した項目を含めた全20項目における製薬企業47社の取り組み状況をまとめた資料は、以下のリンクからご覧いただけます。

資料では、項目ごとに何社中何社が該当していたかを一覧表でまとめております(例:medパスのログインが可能か、パスワード表示ボタンが設置されているか等)。
製薬企業では、この機能はどれくらいの割合で導入されているか。などといったことが一目でわかるようになっているため、自社の登録フォームを改善する際の参考資料としてご活用ください。
フォーム最適化によりユーザー体験を改善することで離脱率を下げ、会員登録率向上に繋げましょう。

その他、デジタルマーケティングに関する困りごとなどがあればこちらからお問い合わせください。

この記事の担当者

Oyama Daiki
職種:マーケティングプランナー
入社年:2023年
経歴:「映像制作⇒PR⇒Web制作⇒Webマーケ⇒ヘルスケア企業マーケター」といった特異な経歴を持つ。toB・C・Dも全て経験。Web・オフラインを駆使し成果を追求するジェネラリストタイプ。

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