【WEBプロフェッショナルシリーズ:4】デジタル環境が急成長している今だからこそ、デジタルを活用した健康な未来づくりに貢献したい

インタビュー

2022.03.22

みなさん、こんにちは。広報担当です。メンバーズメディカルマーケティングカンパニー(以下、MM)で働く一人ひとりのメンバーにスポットを当て、プロフェッショナルとしての仕事へのこだわりなどをインタビューするシリーズです。第4回目にご紹介するのは、MM設立時から在籍している、プロデューサー兼マネージャーの種村さん。これまでの経歴や担当案件などにも触れつつ、種村さんの人物像を感じ取ってもらえればと思います。

これからMMで働いてみたい、在籍メンバーを知りたいという方も、是非ともご覧ください。

※インタビューの内容は、取材当時 (2022年1月) 在籍メンバーのものです。

MM設立前を知る唯一のメンバー! 入社のきっかけは、長い付き合いがあったカンパニー社長

―― まず始めに、自己紹介をお願いします。

種村さん「メンバーズに入社したのは2014年の12月です。それまでは新卒から10年弱、SFA(Sales Force Automation)と言われる業務用ソフトウェアの開発会社に在籍していました。そこでは、既存クライアントへの営業や、新規導入が決まったクライアントへのインプリ(顧客の業務に合わせたソフトウェアの実装)を担当していましたね。

実は、カンパニー社長の長野さんとはこの頃から付き合いがあります。長野さんは、この会社に中途で入社してきまして。一緒に仕事をする機会はほぼなかったのですが、飲みに行ったりスノーボード行ったりと仲良くさせてもらっていました。その後、僕は『マーケティング領域で仕事をしたい』と思い、メディア運営しているベンチャー企業に転職し、テレアポ業務やら新規営業を1年弱ほどの在籍期間で毎日やっていました(笑)。その頃、既に長野さんはメンバーズに入社していて、会社は変わりましたが僕と長野さんの付き合いは続いていたので、仕事の相談をした事があって。で、話の流れで『メンバーズに来てみる?』となって、無事に入社することができ、今に至ります」

―― 長野さんとは、そんな繋がりがあったのですね!

種村さん「それで、メンバーズに入社して4ヶ月くらいで映像制作の子会社『MOVAAA』に出向して、動画マーケティングを支援するプロデューサーになりました。その後4年くらいは動画マーケティングやSNSマーケティングを担当していたのですが、突然製薬医療業界に特化する形に業態変更しまして。昨年から『メンバーズメディカルマーケティングカンパニー』となって、同時にマネージャーにもなり、初めてのマネジメントに四苦八苦しながら今に至る……という感じですね」

―― 現在の担当案件を教えてください。

種村さん「昨年の終わりごろから、糖尿病関連領域の製薬会社さんのデジタルマーケティング支援業務に関わらせていただき始めました。ウェビナー運営、メールマーケティング、WEBサイトの改修などを他2名のメンバーと一緒に取り組んでいます。あとは、以前から担当している皮膚領域の製薬企業さんの業務もありますが、こちらも変わらず患者さんの疾患啓発を行うためにWEBサイトへの流入増加施策を行ったり、コンバージョンを増やすにはどうしたら良いか……などを考えつつ運用と改善を続けています」

―― 『MOVAAA』時代も含め、在籍している期間は他の社員の方より長期間ですが、WEB業界に携わってからコロナの影響などで変化を感じる部分はどのようなところでしょう?

種村さん「今って、企業が“動画”を扱うことは普通ですよね。でも、2014年当時、自分が『MOVAAA』に在籍していた頃は、その走り……ぐらいの時代だったんですよ。企業がYouTubeをどう使うかを考えたり、PR用の動画を作ろう! というのも少ない感じでした。でも、今はそれが主流ですよね。動画広告も当たり前です。さらに、コロナ禍となっている今、医療業界ではオンラインの面談もスタンダードになりつつあります。この辺りは大きくトレンドが変わったんじゃないかなと感じます」

―― そう思うと、この7年ぐらいでかなりデジタル環境は変化がありますね!

種村さん「2018年は動画の広告費が1,800億、2020年で3,200億。倍近くに伸びていますよね。ということは、2014年はもっと低い予算だったものが、ここまで市場が成長したんだなと思うと……すごいものがあるなと感じます。メンバーズの社員数も当時は400名未満でしたが、今は2,000名規模なので、デジタル市場の成長と比例して会社の成長も感じています(笑)」

―― これまで手掛けた案件で、特に印象に残っているプロジェクトはどのようなものでしょうか。当時の役割や工夫して取り組んだ点などあれば教えてください。

種村さん「コロナ流行前に、お客さま先に半常駐しているプロジェクトがあったんですが、それが印象に残っています。まず、始めに現場の業務がまったく整備されていない……というのを目の当たりにしました。IT部門など、他の業務間の連携もスムーズに行きにくいというのも体感しました。担当者さんは製品をどれだけドクターに処方してもらうか……というのがお仕事の方なのですが、とにかく忙しい方で。デジタル化に手が回らないのだろうなというのが実感できましたね。メールマーケティングをしていても、送りっぱなしになってしまっていたりとか」

―― コロナ前というのもあって、リアルマーケティングで動いている業界というのがしっかりと感じられるエピソードです。

種村さん「そんな状態なので、『何をやったらいいですか?』という問いかけをしても、お客さまから直ぐに何かは出てこない状態です。こちらから『○○だと思うので、一旦まとめてみます』とか『どの部署に行けば、××のデータが出て来ますか?』ということを確認しにいき、情報を取りに行ったり、他の協力会社さんとの調整をしたりしていました。やはり、事前ミーティングで支援業務をヒアリングしただけでは分からない部分が見えたので、業務全体をMM側でサポートするイメージは付いたと思っています」

やりがいを感じるのは、お客さま、仲間、自分、それぞれにメリットがある「三方よし」なプロジェクト!

―― プロデューサーとしての仕事の楽しさ・充実感はどんなところに感じていますか?

種村さん「個人的な面では、達成感があったり、成果を上げるというのは単純に楽しいですよね。あとは、一緒にプロジェクトに参画したメンバーの成長が見られること、また、そのプロジェクトを通じて結果を出すことでMMが評価され、さらにお客さまとの繋がりが広がって行く……という点も充実感を得られる部分です」

―― プロジェクトを円滑に進めるために工夫していることは、どのような部分でしょうか。

種村さん「自分は、プロジェクトが上手く行く事だけを前提には進めていません。例えば『思った以上に戻しがあったら?』、『全部ひっくり返ったら?』というのは考えつつ取り組んでいます。それでも実際に上手く行かなかった場合には、何が悪かったかを考えます。なので、プロジェクトの最中は一緒に仕事をしているディレクターさんに『こういうケースが起こることはありますか?』などの質問をするようにしていますね」

―― やはり、立場的なものもあると思いますが、見る目が広いですね。

種村さん「当然の事ですが、トラブルを起こしたくないんですよね。一つひとつのプロジェクトで実績を積み上げる事が信頼に繋がるので」

―― 何かスキル磨きのためにやっていることはありますか?

種村さん「チームで成果を出すためにも、マネジメント系の本は読んでいます。あとは、DXに関わる仕事なので目先の技術というよりは、今後どんな時代になるのか……という事に触れるような内容のものを読んでいます」

―― 数多くのプロジェクトに参画した経験から、お客さまと共にお仕事をするうえで一番大切にしているのはどのようなことでしょう?

種村さん「なるべくお客さまには“決めてもらうだけ”にできるように心がけて動いています。色々考えさせてしまうような負荷を排除して、こちらからは選択肢のみを出すようにすることですね。後は、当たり前のことですが悪い点も言う、ということでしょうか。例えば、サイトの数値が伸びないという事があっても、現状の共有はしっかりして、対策を考える方向へ持って行くようにします」

自分の考えを持つことで改善や提案が生まれる! 現場で必要とされるのは「自発力」

―― 今後、IT人材の需要はさらに高まって来ると思いますが、どのようなスキルや性質を持った人材が現場で求められると感じますか?

種村さん「自分で動こうとする人、ですね。自分もそういう方と仕事をしたいと思いますし。『より良くするためにはどうすれば良い?』というような視点を常に持って動いて欲しいです。そのためにも、『自分は○○だと思います』というような、自分の考えを持って欲しい。それが無いと提案も改善も出来ないですから。自分の考えがあって、自発的に動くことに繋がるのではないかと思います」

―― ここ数年の医療業界でもITを駆使したサービスが誕生していますが、種村さんが興味を持っている分野、課題があると感じることはなんでしょう。

種村さん「健康診断のデータを“人”に紐づけて管理をして欲しいですね。現状、受診した病院じゃないと過去のデータが見られないので、記録を繋げて見られないんですよね。人が一生涯の健康・医療情報を自ら管理できるという、PHR(Personal Health Record)のような管理方法を、マイナンバー制度などを上手く使ってできないのかなと。さらに、そこに『おくすり手帳』の内容を紐づけたりしても活用できそうだなと思います」

―― 今後、携わってみたいプロジェクトや実現したい目標などについて教えてください。

種村さん「さっき言ったようなヘルスケア系の案件にも興味はあります。アプリでもサービスでも、それを多くの方に使ってもらうためにどうすれば良いのかを考えたり、そのサービスを通じて多くの方の健康に寄与したいですね。あとは、MMがさらに多くの製薬会社さまのデジタル化の支援をして行くことで、医療従事者の業務負荷を低減したり、患者さんの健康に貢献して行きたいです」

―― ありがとうございました!

WEB業界の変化を体感しながら現在も医療業界のデジタル化に取り組み続けている種村さん。今後も引き続き、医療や製薬業界のデジタル化を通してより健康な未来づくりをしたいという意気込みが伝わってきました。

次回はまた、他のメンバーのインタビューをお届けしますので、楽しみにお待ちください。