ファーマITウェビナー登壇! 製薬企業のデジタルシフトを⽀援する デジタルスキルシェアリングとは?

イベント

公開日:2020.08.27

デジタルスキルシェアリング

公開:2020年8月27日

みなさん、こんにちは。広報担当です。

今回は、7月30日に行われた「ファーマIT&デジタルヘルス ウェビナーVol.1」にてご紹介した新サービスについてご紹介していきます。 この新サービスは、DXが進む中で製薬会社のみなさまが抱える問題は企業ごとに異なっているという背景を受けて発足しました。もしかすると「まさに今、私たちの企業が抱える問題だ」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。デジタル化への新たな課題を感じている方はぜひ、ご一読ください。

DX化は進む一方、個々の課題も出てきています!

7月末にウェビナー形式でセミナーが実施され、各社から製薬業界の動きやデジタル、ITの活用についての講演が行われました。

7月30日オンラインセミナー

今回はメンバーズの講演を含め、全講演が定員に達しており、こんな所にもデジタル化への需要の高さが表れていたように感じられるイベントとなりました。

このようなデジタル化への関心の高さは、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するという目的もありますが、以前より医療施設がMRの訪問規制をかけてきたということや、MR数の減少の影響も関係し合っています。それらの複合的な要因を含め、現在は多くの製薬会社で少ない人数の中で成果をあげなくてはならないという状況に陥っているのではないでしょうか。

そして、それらを解消するためにデジタル化を取り入れている最中であることは私たち自身も感じています。 また、春に緊急事態宣言も発令され、製薬会社にとどまらず日本中の企業がテレワークを取り入れ始めました。この時期、内勤業務はデジタル化で対応できる部分もあると気付いた方もあったかと思います。

しかし、製薬会社ではMRによるリアルマーケティングが主流であり、単純なデジタル化で成果が出せているとは言いきれないのです。企業によってはデジタルを取り入れながらもつまずきを感じていたり、自分たちが推し進めるデジタル化に対し「これで良いのだろうか?」と疑問を持っている方もいらっしゃるかもしれません。

先日のウェビナーでは、デジタル化の成果を出すために本来必要なこと、また、成果を出すために私たちが支援できることについてお話させていただきました。今回は、その内容について少し紹介していきます。

デジタル化のフェーズをチェック!

デジタル化への段階を「DX」と一括りにしてしまいがちですが、そのステップは大きく3段階に分かれています(下図参照)。

DXへの移行フェーズ

まず、第1フェーズでやっていることは、「デジタリゼーション」、「デジタライゼーション」などと呼ばれるIT化の作業です。例を挙げると、紙の帳票の電子化であったり、ERPが登場したことなど、業務効率を上げるための取り組みがこれにあたります。

IT化への取り組みは既にさまざまなシーンで取り組まれていますので、身の周りにもデジタリゼーションされたものがたくさん存在しています。

第2フェーズは、第1フェーズを踏まえてコミュニケーションなどがデジタルに置き換えられていく部分です。今まで医局で行っていた勉強会が、ウェビナーに置き換わるなどの例が挙げられます。

デジタル化を推進して浮かび上がった課題

そして、いま製薬会社が直面している問題は、単なるデジタル化ですべての問題が解決できるわけではないということです。MRは医療従事者とのコミュニケーションが大切とされています。それは今でも変わっていません。だからこそ、単なるデジタル化ではなく、リアルとデジタルの融合によって新しいコミュニケーションの形が生まれると考えています。これからの製薬業界のDXには、このような考え方が必要なのかもしれません。

「リアル」と「デジタル」は共存させることで価値が生まれる!

では、製薬業界のDXに必要な【リアルとデジタルの融合】は、どのような場面で必要になるのでしょうか。

ポイントは、「人」と「デジタル」それぞれの得意なことを切り分けて考えることです。 それらを組み合わせたり、分けたりすることでリアルではできなかったコミュニケーションの効率化へつなげていくことができます。

HCPコミュニケーション基本モデル

これまで私たちは、メールやWEBサイトなどのデジタルテクノロジーで対応できる顧客には「テックタッチ」、個別の訪問などが必要な重要顧客には「ハイタッチ」として分けながら、それぞれに適切なマーケティング手段を考えてきました。

いままでのコミュニケーション

従来のリアルマーケティングは、全ての顧客に対し1:1のやり取りが発生するため、効果的である一方、効率化が難しい状況でした。そこへ、「テックタッチ」で対応できる顧客層にデジタルを活用することによって1:Nのマーケティング活動が可能になります。

この対応をしておくことで、コミュニケーションが不可欠な「ハイタッチ」層の重要顧客に必要な時間が割けるようになる。DXによる品質向上はこのような使い方が理想的です。

アジャイル型が問題解決の鍵!

また、DX化の作業を進める現場には「アジャイル型」の開発手法を取り入れることが適切であると考えています。

デジタルが中心になると本部側でどれだけ仕組みを構築できるかが鍵になります。そういった仕組みを作る際には、従来のように長期間をかけて開発する「ウォーターフォール型」では、現状のデジタル化のスピードには追いつけなくなる恐れがあります。スピーディーな対応が必要な場合こそ、必要なパーツごとに細かな単位でPDCAを回せるアジャイル型が最適です。

アジャイル型とは・・・開発手法の一つ。機能ごとの開発単位になるため、変更点があった時などの対応が柔軟。短いスパンで設計やテストができる。

今回、新しくリリースしたサービスは、この開発手法に沿う形で製薬業界のデジタルシフトを⽀援するものです。必要な所に専門スキルを持った人材を配置し、DXを実現させます。

「デジタルスキルシェアリング」で課題を解決へ導きます!

デジタルスキルシェアリング

新たなサービスとして登場した「デジタルスキルシェアリング」は、これからの働き方として話題にもなっている「ジョブ型雇用」をイメージすると分かりやすいかもしれません。

ジョブ型雇用は、従来の「メンバーシップ型雇用」のようにチームに仕事を振る…という形ではなく、必要な仕事に必要なスキルを持った人を配置するイメージです。そして、「デジタルスキルシェアリング」もまさにそのような方式のサービスです。

単なる受託サービスではなく、専門スキルを持ったメンバーがそれぞれ成果を出していきますので、メンバーの一人ひとりが得意分野で主体的に動き、成果を上げてDXを推進します。

例えば、製薬会社のとあるプロジェクトで「ウェビナーを開催したい」という場合には、プロジェクト全体に弊社のメンバーを参画させるのではなく、「ウェビナー運営」のみの業務で携わる形です。必要な部分のみにスキルを提供することでみなさまにとっても効率よくDXが推進できます。

現在リリースしている「デジタルスキルシェアリング」の対応領域は5つです。

支援対応領域

◆デジタルスタートアップ支援◆

・⽅針策定
・スタートアップ⽀援

「これから」デジタルによる業務改⾰を推進していく、もしくは「今進めているが困っていることがある」という製薬企業様向けに、業務のデジタル化実⾏⽀援をします。

◆オウンドメディアマーケティング◆

・WEBサイト構築/リニューアル
・WEBサイト運⽤
・コンテンツ制作
・SEO対策

医療従事者や患者・家族にとって価値のあるサイトにするためにも、構築から動画を含めたコン テンツ制作、SEO対策を実施します。制作後の継続した運用支援も対応しています。

◆広告運用◆

・プランニング
・広告運⽤
・GA/GTM設定

広告出稿の⽬的を達成するためのプランニングから実際の運⽤業務、レポーティングまでのトータル⽀援や、複雑になってしまいやすいGAやGTMの設定および管理運⽤も対応します。

◆メールマーケティング◆

・コミュニケーションデザイン
・メルマガ運⽤
・MA導⼊⽀援

医療従事者にアプローチし、有益な情報源として認識してもらうためのしくみ作りから、メルマガ、MA導⼊まで⽀援します。

◆ウェビナー運営◆

・事務局運営
・マニュアル作成
・配信対応

⼤規模なものだけでなく、特定エリアに向けてのWEB講演会も対応しています。開催までの集客や、マニュアル作成、実際の配信業務まで、運営事務局として⼀括対応が可能です。

「現場に必要とされる」DXをお届けします!

リアルとデジタルを融合した新しいコミュニケーション

DXの必要性は認識されつつありますが、今後はデジタル化したシステムが業務の中で価値を出せているかを考えながらDX化を進めていく必要があります。

現在、みなさまが推進しているDXについて疑問点や困りごとがあれば、ぜひとも私たちにご相談ください。メンバーズメディカルマーケティングカンパニーは、品質における「3つの強み」を持っているプロフェッショナルの集団です。

・スムーズにプロジェクトを進⾏できる「プロジェクト進⾏品質」
・わかりやすく伝わるコンテンツが作れる「コンテンツ制作品質」
・満⾜度の⾼いサイトが作れる「ユーザビリティ品質」

私たちは、ご依頼された支援領域でこれらを発揮しつつ、現場に必要とされるDXを確実にお届けしていきます。

今回ご紹介したサービスの詳しい内容について、動画付き講演資料もご覧になれます。

資料DLはこちらから

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