【コラム】信頼性の高さがポイント!本当に役立つ医療情報の判断基準

コラム

2020.03.24

みなさん、こんにちは。広報担当です。

今回は、病気や薬について調べたいことがある時、どうやって情報を調べればよいのか、医療機関に行く前にインターネットで医療情報を調べる時のコツやポイントをご紹介します。

現代は気軽にスマートフォンやパソコンから検索をし、ショッピングをする…という時代ですが、医療の情報については何を信用すればいいのかよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。

信頼性の高い医療情報を見つけたい方は、ぜひ、その見つけ方を参考にしてみてください。

■信頼性の高さは、多角的に分析されたデータかどうか

メンバーズメディカルマーケティングは、WEBサイト制作において病気や薬剤に関わる内容を扱っています。

患者さんの命に関わる情報にもなり得るため、どんなに小さな情報だとしても科学的根拠、いわゆる「エビデンス」といわれるものを元に慎重に情報を扱っています。

しかし、普段から医療に関する情報に触れることが少ない一般の方からすると、医療系のWEBサイトは親しみのあるものではありません。

当ブログでも何度かお伝えしているように、医療系のWEBサイトは見やすさなどを重視して作られているものがまだ少ない状況です。それ以外にも、一般の方にとっては、情報そのものが正しいか、最新であるか…という点においても判断しにくいと考えられます。

また、WEBサイト上にはたくさんの発信者がおり、その中には個人もあれば、専門家、医者も含まれています。逆に、専門家ではなかったとしても、サイト内にそれらしい言葉やデータが並んでいれば、内容を信じてしまう人も多いかもしれません。

情報が増えるほどに、そのようなケースも多くなってきていると考えられますが、エビデンスの信頼度を判断するために用いられる世界共通の分類レベルがあるということをみなさんにも知っておいていただきたいです。

■エビデンスレベルでその手法の信頼性を示す

エビデンスレベルとは、根拠となる論文の質を評価するためにオックスフォード大学が提供したものです。

このレベルは、1~6までに分類されており、患者データに基づかない、専門委員会や専門家個人の意見は、実は一番低いレベルとして位置付けされています。

例えば、医者同士であっても、それぞれが異なる意見を持つということはあり得ます。医者や専門家の意見だから、すべてを信頼しても良いとは言い切れないのです。

そして、エビデンスレベルが一番高いとされるのは、メタアナリシス(meta-analysis)です。これは、メタ解析. 過去に独立して行われた複数の臨床研究のデータを収集・ 統合し、統計的方法を用いて解析した系統的総説。さらに、叙述的な総説とは異なり、体系的、組織的、統計学的、定量的に研究結果をレビューするという特徴がある(※)、とされています。

分かりやすく説明すると、複数の研究結果を通じて分析が行われているということです。

インターネット上には、個人個人のバイアスが入った情報に溢れていますので、自分から見て好意的な意見に耳を傾けてしまいがちです。

しかし、本来はエビデンスレベルの“高い”情報を知り、そこから情報を得ることを指針にしなくてはならないのです。

■よくあるシーン別!医療関連の情報収集に役立つWEBサイト

ここからは、みなさんが知りたい医療情報に早くたどり着くために参考になりそうなWEBサイトをいくつかご紹介していきます。

これらは、私たちが疾病や薬剤について調査する時に実際に使ったことがあるサイトでもあります。みなさんの健康管理や病気の症状、医薬品の情報収集にお役立てください。

病気について知りたいなら…

【Medical Note】医師・病院と患者をつなぐ医療検索サイト
https://medicalnote.jp/

メディカルノートは、「現役の医師が運営する医療 Web メディア」となっており、病気について臨床の第一線で活躍する各科の専門家の執筆した記事やインタビューが閲覧できます。いつでも、何度でも医療相談できる医療相談(税込月額432円)もあります。

大学病院や疾患啓発サイトから情報を取得する

有用な情報を知りたい時は、大学病院や疾患啓発サイトにも専門の医師の標準的な医療情報が掲載されていたり、疾患の原因や治療方法について記載がある場合もあります。より多くの情報を知りたい方は手掛かりにしてみるのも良いでしょう。

インターネットから医師に相談するなら…

【AskDoctors】国内最大級の医師相談サイト
https://www.askdoctors.jp/

「アスクドクターズでは、病院に行かずに医師に相談したり、医師の回答を見ることができます」とあるように、病名や症状、部位などを検索窓に入れて検索すると回答が一覧で表示されます。

医師への相談はもちろん、似た症状の人の回答も参考に治療方法などを考えることができます。

すぐに通院できない場合や、通院前に知識をつけておきたいときなど、隙間時間を使いながら活用できるWEBサイトです。

◆病院の薬について知りたいなら…

【おくすり110番】病院の薬がよくわかるホームページ
http://www.jah.ne.jp/~kako/

こちらのサイトでは、病気別に薬の種類や作用・特徴・副作用などが調べられます。

ほかにも、薬名の検索や薬の添付文書の改訂情報、信頼度の高い定番の書籍など、薬に関する情報が掲載されています。

薬の添付文書の検索に
【医療用医薬品 情報検索】独立行政法人医薬品医療機器総合機構https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/

昨年の改正薬機法の成立によって、医薬品に同梱されていた添付文書が今後は電子化されていきます。このサイトでは、医療用医薬品(体外診断薬を除く)の添付文書の内容を各製薬企業において電子化したものを検索し、確認することができます。添付文書が手元になくても、インターネットからすぐに確認でき、手軽に用法・用量や副作用まで調べられます。

■信頼性の高い情報でスムーズな治療、早期発見を!

インターネット全盛期の今、正しい使い方をすることによってインターネット上の情報は本当に有益なものになります。

また、WEBサイト上の情報ではありませんが、みなさんが症状についてじっくり調べる時間があるという状況であれば、医療従事者向けの本を読んでみるのも信頼性の高い情報を知るための一つの手段になります。

いわゆる一般書店で扱っていない、医学書を販売している書店に置いてある本であれば信頼性も高いといえるでしょう。

私たちのチームメンバーの中では、医療従事者の間で参考書として使われているメディックメディアの「病気がみえるシリーズ」が活用されています。医療従事者の評判も良く、初心者にも薦められているという本ですが、私たちも辞書的に使っています。

病気や治療、薬剤の知識をつけることは、患者さん自身の病気の早期発見にも繋がり、治療への不安も軽減することができます。みなさん自身のことはもちろん、ご自分の身の周りの方にも“信頼性の高い”情報が大切であるということをぜひ、お伝えください。

本当に必要な情報が何かということを知って、みなさん自身の健康をしっかりとサポートしましょう。 これからもメンバーズメディカルマーケティングは、医療のWEBサイト制作を通じてたくさんの方々のヘルスリテラシーの向上を目指し、患者さんの気持ちの“よりどころ”となるサイト作りに励んでいきます。

(※)参考: 公益社団法人日本薬学会「薬学用語解説」メタアナリシス 

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