【WEBプロフェッショナルシリーズ:5】関わる人すべてがハッピーであって欲しい。人とデジタルを心で繋ぐディレクター

インタビュー

2022.04.05

みなさん、こんにちは。広報担当です。メンバーズメディカルマーケティングカンパニー(以下、MM)で働く一人ひとりのメンバーにスポットを当て、プロフェッショナルとしての仕事へのこだわりなどをインタビューするシリーズです。第5回目にご紹介するのは、ディレクターの嶋田功さん。これまでの経歴や担当案件などにも触れつつ、嶋田さんの人物像を感じ取ってもらえればと思います。

これからMMで働いてみたい、在籍メンバーを知りたいという方も、是非ともご覧ください。

※インタビューの内容は、取材当時 (2022年2月) 在籍メンバーのものです。

仕事の傍ら取り組んでいたサイト制作やチラシのデザインを本格的に学び、WEBの世界へ転職!

―― まず始めに、MM入社までの経歴や役割等を含めた自己紹介をお願いします。

嶋田さん「新卒で電子機械の設計・製造・販売の会社に入りました。当時は図面も引き、外注さんとのやり取りをしながら試作品を作り、営業について行って技術サポートの話や販売後のフォローなども全部やっていました。長くその会社に居たのですが、会社自体が畳まれることになってしまって。その後はいくつかの部品商社から転職しないかというお声がけもあったんですが、その会社の在籍時から自社のWebサイトや自社製品のチラシは、illustratorなどを使って自分で作っていたんです。もちろん、片手間なのでプロのようにはできませんでしたが、個人的にはこういった作業を好きでやっていたので、Web制作に関心もありました。なので、(年齢的に)ギリギリかなとは思ったのですが、職業訓練をする会社で一からillustratorやPhotoshopを勉強し、地元の小さなWeb制作会社に入ることにしました。人数も少なく、中小企業さんがクライアントという環境なので、ヒアリング・提案資料作成から受注後のサイト制作、データ解析、月々のサイトの更新をやっていました」

―― お一人で一通りの作業をこなしていたのですね。

嶋田さん「なので、結構仕事としては大変で。で、その頃友人と飲みに行った時に仕事の話をしていたら、『だったら、メンバーズという会社はどう?』という感じでメンバーズと仕事をしているフリーの方に紹介していただき、面接に行って、試験を受けて入社しました」

―― かなりスムーズに転職されたのですね!

嶋田さん「タイミングが良かったんですよね。北九州のオフィスが立ち上がって2年が経った頃で、社員の方は若い方が多くて。なので、ある程度経験を積んでいる人材を求められていた時期というか。それが2017年で、その時はクレジットカードのWebサイトの運用のディレクターとして全体を見ていました。制作については、『若い人には手もスピードも絶対に勝てない』ということをハッキリ伝えていましたので、データ分析などでお客さまの成長をサポートする側での仕事をやりたいと。そういう話を常々している中で、昨年の1~2月にMMでそういった人材が欲しいという話が出たので、異動し、今に至ります」

―― 現在の担当案件を教えてください。

嶋田さん「製薬会社様のウェビナー運営をしています。最近はウェビナーも増えているので、忙しい時期はずっと忙しく、月に60件ぐらい講演があったりもします。営業日換算で日に3講演ぐらいはある計算ですね。講演の配信はしないのですが、ドクターへの連絡など事前準備が大変です」

DXもツール・手段でしかない! 最新の技術を使いつつ、人の心に訴えかけるにはどうするかを考える

―― 直近では特にDXが注目され、WEB制作のトレンドの移り変わりはどんどん加速しているように感じます。WEB業界の経験が長い嶋田さんから見るといかがでしょう?

嶋田さん「DXとは違いますが、連絡をメールに置き換えましょうとか、SNSを有効に使いましょう、というやり方は、昔からある事はあるんですよね。そんな中でも製薬会社や、ものづくりの企業というのは『人力』でやることが多かったと思います。そこでコロナ禍になって、先ほどのような業種も一気に加速したというか、せざるを得ない状態になりました。でも、最初にあるトラップは、僕らのような企業が色々なシステムを紹介したり、提案もしますが、それを使うのは人間だということです。人間だから、体調が悪ければそれを使えないし、否定的な感情で使えばいい結果が出ない。DXもある意味ではツール・手段でしかありません。そこで、最新の技術を使いながらも人の心に訴えかけるにはどうするか。作業する方が気持ちよく使えるものであることを考えながら進めたいと思っています」

―― これまで手掛けた案件で、特に印象に残っているプロジェクトはどのようなものでしょうか。当時の役割や工夫して取り組んだ点などあれば教えてください。

嶋田さん「前職ですが、スイーツを売っている企業さんのWebサイトの更新のプロジェクトがあって。結構大変だったのですが、当時の社長がとてもやる気のある方で、そこで学んだことも多かったですね。例えば、サイトの改善なら、ボタンの位置や色を変えるというような発想になりがちですが、社長はマーケティング視点が広く、依頼された企業で売っているスイーツも一通り買うような人で。そこで、『商品が売れないなら、商品開発からやろう』と言うような人でした。だから、試食会をやったり、商品の撮影ではプロのカメラマンのお手伝いをさせてもらったり。おかげで、その案件ではメチャクチャ格好いいサイトができました(笑)。スイーツというより、NYのレストランのような雰囲気で(笑)。でも、人間は感情の生き物なので、パッと見た時に『おいしそうだな!』と感じてもらえるデザインは大事だと学べたのは良かったですね」

―― デザインの大事さを上流工程から実感した事例ですね。

嶋田さん「後は、商品パッケージのデザインを企画して、今ではそのパッケージが世の中で多く扱われるデザインになったという事例でしょうか。取り扱ったのは駄菓子なんですが、駄菓子は今、なかなか買う人が居ない。だから、そこに付加価値を付けて高級なものにして売り出そうと。気に入っているのは、その箱に高級な厚紙を使い、中央に白い紙の帯を巻いている所です。今では色んな企業さんが同じデザインで商品を販売しています。ちょっとしたお土産業界のトレンドになったところが嬉しくはありますね」

人間というのは感情の生き物。ディレクターとして同じチームメンバーへの目配り、声掛けを欠かさない

―― ディレクターとしての仕事の楽しさ・充実感はどんなところに感じていますか?

嶋田さん「大前提として、お客さまに喜んでもらえて、成果が出るというのはあるんですが。そのプロジェクトが完了するまで、チームのメンバーが楽しく作業できているかどうかはすごく気にしています。誰かの犠牲の上にプロジェクトが成功しても嬉しさは半減してしまいます。なので、作業をしている最中も、それぞれのメンバーに声を掛け、ケアをしつつ、終わった時にはみんなで『良かったね!』と言い合えた時は嬉しいですよね」

―― プロジェクトを円滑に進めるために工夫していることや、スキルを磨き続けているのは、どのような部分でしょうか。

嶋田さん「メンバーズに入社し、運用をずっとやってきて思うことは、仕事の7~8割はルーチン作業なんですよね。なので、チームに関しては、そこをどれだけ自動化できるかは気に掛けています。そうすることによって、クリエイティブ制作に使う時間が増えたり、お客さまに気を使う時間も増やせる。あとは、対お客さまという部分では、やはりコミュニケーションです。ちょっとしたところでお客さまに声を掛けたり、報連相をきちんとすることによって信頼をしていただけますし、さらにプロジェクトがスムーズに進みます」

―― これまでの経験などからしても、嶋田さんのコミュニケーション力は磨かれているように感じます。

嶋田さん「やはり、人間というのは感情の生き物なんだな、というのが染み込んでいますから。なので、話をする時には、その方の感情に寄り添いたいと思ってしまうのかもしれないですね。色々なデジタルツールも、最初と最後に触るのは人間ですから」

―― 今後、IT人材の需要はさらに高まって来ると思いますが、どのようなスキルや性質を持った人材が現場で求められると感じますか?

嶋田さん「これから入社してくる方の中には、受け答えがクールな感じや無口な人も多いとは思うんですが、そういったことは正直どうでも良くて。それより、目上の方や先輩に言われたアドバイスを素直に実行する、その素直さが大事かなと思います。やってみて、結果が出て、それから意見を発するという順番で良いんじゃないかなと。後は、本を読んで欲しいですね。技術に関するもの、歴史に関するもの、戦争もの、話題になっている小説……幅広く読んで、活字に触れてみようよと」

―― 最近の方はスマートフォンを常に持っているので、活字には触れているような気がしますが……。

嶋田さん「活字と言っても、少し違うんですよね。創作されたものから様々な表現を知って欲しいなと思います。例えば、『月が綺麗ですね(=あなたが好きです)』のようなものってたくさんあるので。そこはニュース記事などとは違うと思っています」

次々に開発されていく医療の新サービス! 素晴らしいテクノロジーを人にどう結び付けるかが課題

―― ここ数年、医療業界でもITを駆使したサービスが誕生していますが、嶋田さんが興味を持っている分野、課題があると感じることはなんでしょう。

嶋田さん「課題という事で言えばオンライン診療ですね。そのシステムをお使いになるのは高齢の方だと思うので、どうアプローチして使っていただくかは考えければならないと思います。先ほどの話ともつながりますが、結局、人間が使うものなので技術“だけ”ではどうにもできません。素晴らしいサービス自体は、これからいくらでも出てくるかとは思いますが、それを人にどう結び付けるかは課題ですね」

―― 今後、携わってみたいプロジェクトや実現したい目標などについて教えてください。

嶋田さん「自分で携わりたいというより、若い方が育ってくれたら嬉しいですね。あとは、携わったプロジェクトでチームメンバーと製薬会社であるお客さま、さらにその先で医薬品を使うドクターがいて、その薬を処方される患者さんに届くことで世の中が良くなっていくような仕事であればいいなと。僕は自分と関わる人すべてが笑顔になってもらいたいと思っていますので、仕事についても同じ想いで取り組んでいきたいですね」

―― ありがとうございました!

今までも、これからも、関わる人すべてがハッピーであって欲しい、という思いとともにプロジェクトに携わっている嶋田さん。医療や製薬業界の担当案件を通し、人とデジタルを繋いで健康に寄与したいという気持ちが伝わってきました。次回はまた、他のメンバーのインタビューをお届けしますので、楽しみにお待ちください。