【カンパニー社長メッセージ:2023年下期事業方針】MR業務のデジタル化支援を支える生成AIを活用した運用サービスの確立へ

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2023.11.29

平素は格別のご高配を賜りまして厚く御礼申し上げます。

2023年度下期がスタートしたタイミングということで、今回は、カンパニー社長 谷 隆介より事業の運営方針についてお伝えしてまいります。

この数年で製薬業界にもデジタルマーケティングの重要性が浸透し、HCPサイトの運用をはじめとして、今ではウェビナーやMA活用はMRをサポートするツールとして多くのクライアントのみなさまにも取り入れていただけるようになりました。このようなデジタルの普及により、医療従事者がデジタル上で過ごす時間が増えています。特にコロナ禍以降、オムニチャネル戦略やAI活用、MA人材のニーズが高まり、製薬企業のみなさまが営業活動全般に対して課題意識を強く持たれていることを感じています。

その中で、多くの製薬企業さまの課題としてピックアップされるものにデータ活用がございます。MRが保有しているデータは、それぞれが“サイロ化”状態にあり、データを活用したいという思いはあるけれど、実現が難しい状況にあります。データに関する課題解決に向けてするべきことは、オンライン/オフライン問わずデータの一元化です。CRMをAIやMAで媒介しつつ、タスク自体のデジタイゼーション化を進め、効率性と合理性を高めていくことが求められています。

これらを踏まえ、下期はビッグトレンドである「生成AI」を活用した成果運用サービスの確立を目指します。「生成AI」は、従来のAIより創造性の高い作業が自動化できることから製薬業界のビジネスシーンでの活用が拡大していくことが見込まれているため、サービス確立に向けてスピーディーに取り組んでいきます。もう一つは、製薬業界に特化したCRMツール「Veeva Medical CRM」の専門人材の提供です。「Veeva Medical CRM」は、殆どの製薬企業さまで導入されており、専門的なスキルやノウハウを持った人材の提供により、クライアント企業さまと医療従事者のエンゲージメント促進をスムーズに進めることが可能になります。

また、メンバーズはCXプラットホーム「KARTE」の運用実績やプロダクト理解の基準を満たしていると評価されたことから、「KARTE」オフィシャルパートナーとして認定されています。「KARTE」をベースにしたお客さまの戦略立案~導入・運用を支援する “専任チーム”を提供し、蓄積していたデータの解析を内部からサポート、一気通貫した支援が行えます。製薬企業さまの導入実績も増え続けているため、今後も「製薬業界版KARTE」の認定資格保有者の増員とともに、CXプラットホーム KARTE(カルテ) 導入・運用支援サービスの提供にも、より一層、力を入れてまいります。

このような形で2023年下期はMR業務に関連するデータのデジタル化を重点テーマとし、私たちメンバーズグループの運用力による成果創出を強みとして、さらなるMR業務のデジタル化支援をけん引していきます。

引き続きカンパニーミッションの【製薬企業のビジネス変革に貢献することで、日本の医療費問題を解決し、人々が健康で心豊かに暮らす社会を創る】を目標に、更なる体制の強化を図りつつ進んで行く所存でございます。
今後とも変わらぬご支援、お引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。

株式会社メンバーズ 
メンバーズメディカルマーケティングカンパニー
カンパニー社長 谷 隆介