【生成AI 1】現在使われているツールや今後の加速的進化で起きる変化とは?

生成AI

公開日:2023.12.27
更新日:2024.06.20

導入を検討する前に生成AIとは?機械学習モデルを利用し、新しいコンテンツやアイデアを作成する人工知能の一種

人工知能の一種としてさまざまなシーンでの活用に注目が集まっている「生成AI」について、これからシリーズ記事として複数回に分けて連載していきます。第1回目は、生成AIの現状と未来予測についての解説です。最新テクノロジーがどのような場面で取り入れられ、どのように活用されていくのか。製薬企業への導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

生成AIとは?

さまざまなデジタル活用の中で欠かせなくなったAIの活用。今回から、注目の「生成AI」についてAI活用の現状や課題、それに対する打ち手なども含めて解説していく連載をスタートします。
シリーズ第1回は、まずは「生成AI」とは何なのか? というところから始めていきましょう。

「生成AI」
人工知能の一種。ジェネレーティブAIとも呼ばれる。機械学習モデルを利用しており、学習した膨大なデータから会話、ストーリー、画像、動画、音楽など、新しいコンテンツやアイデアを作成することができる。

ということは、簡単に言えば非常に高性能なAIが登場してきた、ということです。
では、「生成AI」はどのような場面で使われ、これからのデジタルマーケティングにどのような影響をもたらすのか? そして、導入していくには何が障壁となるのか。今後の連載では、生成AIをとりまくさまざまな課題に触れ、また、私たちの生成AIに関するご支援についてもご紹介していきます。

現在使われている生成AIツール

チャットボットだけじゃない!生成AIの進化で業務改善や効率化が進む未来が訪れる!

生成AIの知名度を一気に広げるきっかけとなったのは、OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボット「ChatGPT」が影響しているのではないでしょうか。かなり複雑な質問に受け答えをする場面を見て、人工知能の進化に驚いたという方も多いかもしれません。ChatGPTもテキストでやり取りをすることができる生成AIの一つですが、他にも使われているツールは複数あります。
生成AIをより理解するために、現在使われているツールにはどのようなものがあるのか、種類と活用シーンに分けて一覧にまとめてみました。

生成系AI種別と活用シーン

生成される種類によって、これだけのツールやサービスが存在しています。
テキストや画像、動画などの作成ツールは私たちのようなデジタルマーケティング業界内で活用の頻度が高いものであり、現在は少数かもしれませんが、これらの業務を生成AIのツールにまかせていく企業も今後は増えていくことが予測されます。現状では画像やテキスト制作に時間や人材を要するものが多く、生成AIによって高精度なクリエイティブ作成ができれば業務改善や効率化が進むのは確実です。
また、音声であれば、多言語対応や通訳の使用シーンは観光地やテーマパークなどで広がりやすいでしょうし、プログラミングのようなIT技術に応用されればシステム開発のスピードも格段に上がるのではないでしょうか。

“加速的な進化”が予測されています!

経済産業省の「第9回 デジタル時代の人材政策に関する検討会」の、デジタル/生成AI時代に求められる人材育成のあり方の資料にて、生成AIは加速的に進化すると予測されています。

特定領域における技術成熟のタイムライン

出典:経済産業省 2023年7月6日 第9回デジタル時代の人材政策に関する検討会「デジタル/生成AI時代に求められる人材育成のあり方」P7.「特定領域における技術成熟のタイムライン」の資料を加工して作成
https://www.bcg.com/ja-jp/capabilities/artificial-intelligence/responsible-ai

このタイムラインでは、テキストや画像、映像などほぼすべてが2030年には商用利用される世界に変わっているという予測が出ています。無料で使える生成AIのツールもすでにさまざまな企業からリリースされていますので、専門的な知識がなくとも、誰でも気軽に生成AIに触れられる世の中に変わっていることは実感できます。
ただし、生成AIが“業務の中”に浸透させることができるかどうか、というポイントで判断すると整備しなければならないことは多い状況にあります。時々ニュースやSNSを騒がせるイラストの盗用問題などはまさにこれにあたりますが、著作権問題やセキュリティ対策などは今後も社会問題としてきちんとルールを取り決めなければなりません。安全性や品質の問題をクリアできるかどうかが最初のハードルとなり、この先の数年は多くの企業やクリエイターも含め頭を悩ませることになるでしょう。
しかし、その課題が社会的に解決されるであろう2030年ごろには、映画やゲーム、VR、建築デザインなど、より複雑なアイテムを取り扱う業界にも新しいサービスが展開されていく見通しです。

また、近年の製薬業界では“AI創薬”という単語も耳慣れたものになってきました。莫大なコストと時間を要する創薬にAIを活用し、効率化を進めようとしている企業も増え続けています。創薬分野以外のMR業務の効率化やデータ分析などの業務プロセスの改革については、もっと早い段階で生成AIが導入されるケースが増えていくのではないでしょうか。

メンバーズの生成AI支援事例

こちらは製薬業界の事例ではありませんが、すでにメンバーズでは、生成AIとノーコードツール(プログラミング知識が無くてもシステム構築ができるサービス)を活用した業務プロセス改革として、Webサイト制作・運用改革の事例を創出しています。

このケースでは、業務プロセスを抜本的に改革することで、『コスト4割削減・8週間から3週間への短納期化・人数体制7割減』という成果に繋げることができました。業務プロセスの改革はデジタル化を急ぐ製薬業界にも欠かせないものとなります。生成AIの導入を検討中の製薬企業のみなさまは、以下の記事もぜひ、ご覧ください。

・生成AIを活用したWebサイト制作・運用改革によりコスト4割削減、制作期間を半分以下に短縮 ~ベネッセが運営するWebサイト業務プロセスを抜本的に改革、新体制にて運用を開始~

医療業界への生成AIの導入・運用支援は私たちにお任せください!

医療・製薬業界に特化した生成AI導入・運用支援は、メンバーズへお気軽にご相談ください!

今回は、生成AIに関する連載1回目ということで、生成AIの現在や事例、未来予測の解説をしました。生成AIの導入により、効率的な業務が実現できるようになることはご理解いただけたのではないかと思います。

これからデジタル活用が企業の成長を大きく左右していく製薬業界では、生成AIを取り入れた業務スタイルがスタンダードになることが考えられます。また、生成AIはツールの進化も速いため、変化に柔軟に対応できる組織やチームであることも必要になってくるのではないでしょうか。

メンバーズメディカルマーケティングカンパニーでは医療・製薬業界に特化した生成AIの導入・運用支援を行っておりますので、何か困りごとやご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。

次回は、生成AIの導入に関する課題やそれらの対策についてお届けします。