効能や副作用が気になる医療用医薬品。知りたい情報は製薬会社のWEBサイトやポータルサイトで確認しよう!

医療業界

2021.10.14

みなさん、こんにちは。広報担当です。今回は、医療用医薬品のWEBサイトをご紹介していきます。医療や製薬について知識を持っていない方は、医療用医薬品についての情報は薬剤師や医師から直接聞くだけになってしまうことが多いのではないでしょうか。

実は、これらの医療用医薬品についての情報はインターネットからも調べることができます。医療用医薬品について詳しく知りたい方はぜひ、参考にしてみてください。

医療用医薬品の情報を教えてくれるのは、医師や薬剤師だけじゃない!

みなさんは、病院で貰える薬 = 医療用医薬品については、医師や薬剤師を通して使い方や注意事項を聞くというイメージがあるのではないでしょうか。

医療用医薬品は医師から処方されるため、多くの方が医師とMRの関係のように“対面で情報を得る”という印象を持っているかもしれませんが、実は、患者さんやそのご家族などが使用している医療用医薬品について情報を知りたい場合には、製薬会社のWEBサイトや医療情報を発信しているWEBサイトなどから調べることもできます。

医療機関や薬局へ問い合わせをしなくても、好きなときに自由に調べることができるので、緊急性が無い時にはWEBサイトを有効活用してみてはいかがでしょう。

また、当ブログでもお伝えしてきているように、医療の現場でもデジタル化は進んでいます。

2019年の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、通称「薬機法」の改正により、添付文書(※)の電子化の運用が今年の8月1日から開始されています。これによって医師や薬剤師は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページ上で公表されている最新の情報をスマートフォンなどで閲覧するようになりました。

同様に各製薬会社も新しい仕組みを構築し、マーケティングのやり方を効率化し始め、部分的にではありますがデジタルシフトしています。患者向けのWEBサイトなども整備されつつあり、医療用医薬品の情報もインターネットを通じて確認できるものも多くなっています。

今回は患者向けのWEBサイトを中心に紹介していきますので、医療用医薬品について調べたいことがある時にはチェックしてみてください。

(※)添付文書とは…医薬品医療機器法の規定に基づき、医薬品の適用を受ける患者の安全を確保し、適正使用を図るために、医師、歯科医師、薬剤師等の医薬関係者に対して必要な情報を提供する目的で当該医薬品の製造販売業者が作成するもの。

信頼性が高いWEBサイトでチェック! 効果や副作用も自分できちんと調べよう

以下から、日本で売り上げが多い医療用医薬品を製造販売している製薬会社のWEBサイトの「患者向け情報」や医療・医薬品の情報を発信しているサイトを紹介していきます。自分自身やご家族が服用している薬剤について調べる際には参考にしてみましょう。

※以下のサイトは、閲覧前に薬剤の使用中か、患者やその家族であるかなどをチェックする画面が最初に表示される場合があります。

【がん】

・キイトルーダ

 MSD株式会社:キイトルーダ®.jp「患者さん・ご家族の方向け キイトルーダ®情報サイト」

・オプジーボ

 オノコロジー:小野薬品の薬をご使用の方向け情報「オプジーボ」

・タグリッソ

 アストラゼネカ株式会社:タグリッソ

・アバスチン

 中外製薬:アバスチンの治療を受ける患者さんへ

・テセントリク

 中外製薬:テセントリクによる治療を受けられる患者さんへ

【抗凝固薬】

・イグザレルト

 バイエル薬品株式会社:「イグザレルトを服用する患者さんへ」

【利尿剤】

・サムスカ

 大塚製薬:お薬を正しくご使用いただくために「サムスカ」

【加齢性黄斑変性】

・アイリーア

 バイエル薬品株式会社:「アイリーア®」

【リウマチ】

・ヒュミラ

エーザイ株式会社:「ヒュミラ®情報ネット」

・レミケード

 田辺三菱製薬:「レミケード®治療を受けられる患者さんへの情報」

【骨粗鬆症】

・テリボン

旭化成ファーマ:テリボン®情報局

医療用医薬品をまとめて調べるなら、ポータルサイトの活用も!

また、服用している医療用医薬品が多い方については、1つのサイトからそれぞれの薬剤を一覧から探したり、検索できる方が便利かもしれません。

以下のサイトもぜひ参考にしてみてください。

■病院の薬について知りたいなら

【おくすり110番】病院の薬がよくわかるホームページ

■薬の添付文書の検索に

【医療用医薬品情報検索】独立行政法人医薬品医療機器総合機構

医療用医薬品の情報をチェックして、自発的にヘルスリテラシーを上げていきましょう!

殆どの方が手軽にインターネットにアクセスできる時代となり、医療用医薬品の情報もWEBサイトから取得することが可能になっています。医療用医薬品について緊急を要さない調べ物をする時にはぜひ、製薬会社が発表している信頼性の高い情報を上手く利用してみてください。

私たち一人ひとりが健康に対する意識を高く持って、ヘルスリテラシーを上げつつ、コロナ禍の健康管理をしていきましょう。