【第8回社内座談会】他業界の経験も豊富! 中途入社のメンバーが語る、仕事へのこだわりや医療への想い

インタビュー

2021.11.09

みなさん、こんにちは。広報担当です。今回は、メンバーズから異動でメンバーズメディカルマーケティングカンパニー(以下MM)でディレクターやデザイナー職で働いているDX1チームの3名の社員(嶋田功さん、岡田敦さん、平嶌有梨亜さん)の座談会の模様をお届けします。

MMで働いてみたい、どんなメンバーがいるのか気になるという方も、ぜひご覧ください。

医療業界を「特別視」しない。他業界を知っているからこそ、取り組む姿勢は同じ!

―― 早速ですが、みなさんがこれまでに担当してきたお仕事や、現在MMに入社して担当している案件や役割について教えてください。

嶋田さん:
「僕が最初に入社した会社では、電子機械の設計や製造をしていました。そこでPCを使うことには慣れていたのですが、そちらを辞めた後、これからはWEBが伸びていくなと思い、自力で勉強をして、小さなWEB制作の会社に入りました。そして、その後に紹介でメンバーズに入社しています。初めに携わったプロジェクトは、大手金融機関の制作部署の運用で3年。その後、MMに入り、現在は製薬会社さんのウェビナー運営事務局のディレクターを担当しています。そちらでは、制作担当のスタッフを取りまとめたり、全体の進行管理をしています」

岡田さん:
「僕は、ECのプラットフォームの運営会社でキャリアをスタートして、事業系の会社を2社挟んだ後にメンバーズにフリーランスとして7~8年お世話になっていました。その後は、大小の制作会社を挟んで、2017年からメンバーズの社員となりました。担当案件はDX支援ですね。外資系の製薬会社さんが日本法人を立ち上げて、2年後に事業開始が決まっているので、そこまでにDXを推進していく形です。役割としては、プロジェクトマネージャー、ディレクター、プロデューサー…色々な立場を横断してやっていますね」

平嶌さん:
「私は前職では、SEとして基幹系の開発を主に行っていました。デザイン関連にも興味があったので、そこでメンバーズキャリアで派遣のWEBデザイナーとして入社しました。そちらでは、WEBサイトの保守や運用を行ったり、UI設計などを行い、4月からMMに来ました。現在は、製薬会社のデジタルマーケティングの支援だったり、他チームのデザイン支援もやっています」

―― 他業界から医療業界のお仕事にチャレンジしようと思ったきっかけは何でしょう?

岡田さん:
「僕は…特になく。配属されたから…でしょうか(笑)。でも、僕らが提供するサービスというのは、業界が違うからといって変化するわけではないし、デジタル的な側面からお客さまが求めるニーズを発見し、その解決策をご提案するというのは変わらないのかなと」

嶋田さん:
「自分も同じような感じですね。元々、前のユニットで運用業務をずっとやっていたんですが、入社前の会社ではサイトの分析や解析をやっていたので、そういうことをやってみたいと上長に話をしていたんです。その時にMMで今後、業務の領域を広げるために、お客さまのWEBサイトの分析や解析が必要になるけど、どう? という話があって。そこで『じゃあ、行きます』と。なので、医療業界うんぬん…というのは岡田さんと同じで、特に僕も無いんです(笑)」

平嶌さん:
「私は『(異動先は)医療業界だよ』と言われた時期は、医療従事者に感謝しよう! という雰囲気が世の中的に広まっている時期で。それもありまして、私も医療業界に役立つ仕事をして、医療従事者に感謝を伝える仕事というのも良いかなぁと思っているところはありました」

―― ということは…みなさんは医療業界だからと言って、これまでの業界との違いを特別に感じたという点はさほどない感じでしょうか?

岡田さん:
「僕は、無いですね。ただ、医療業界に入るのって大変じゃないですか。やっぱり、高学歴な方が多いので、メチャクチャな要求をするような方には会ったことはないですね。違いがあるとすれば、デジタルリテラシーが他業界よりは、やや追い付いていないと感じるくらいでしょうか」

嶋田さん:
「岡田さんは僕らより営業でお客さまと接する機会が多いので、そういった雰囲気を感じるのかもしれないですね」

岡田さん:
「関わったクライアントさまの数は比較的多いので、そうかもしれないです。ただ、デジタルリテラシーに関しては、扱っている商品は医療用医薬品なので他業界に比べて特殊になってしまうという事情もあります。開発後、特許が切れるまでは同じように流通し続けますし、医薬品の成分なども各社、被らないように開発もしているので(リテラシーが低い事は)、一概に悪いっていう事でもないです」

嶋田さん:
「デジタルリテラシーに関して言えば、携わっているウェビナー運営の目線になってしまうんですが、お客さまのウェビナー支援をしているとはいえ、その先でウェビナーを見に来るのは全国のお医者さまなんですよね。となると、お医者さまの年齢もあって、製薬会社のクライアントさま以上にデジタルリテラシーは低かったりします。なので、クライアントさまに新たな提案をしても、その先のエンドユーザーであるお医者さまにまで影響させるのは当然、難しかったりします。お医者さまの全年齢、事業規模、全てをカバーするのは難しいですし。ただ、ウェビナーが広がることによってエンドユーザーの格差が無くなるとは思いますね。そういったプロジェクトに携われるのは良いのかなと思っています」

平嶌さん:
「難しいなと思うのは、やっぱり扱っているのは医療用医薬品ということで、監修医チェックというプロセスが入るところです。そこで時間が掛かることもあって。チェック期間を見越して時間に余裕を持ちつつ、スケジュールを組むのが難しいというのは感じますね。MRが先生をつかまえて、その後に監修医のチェックが走る…という流れなので」

―― 実際業務に携わってしばらく時間が経過しましたが、医療に対する感じ方は変わりましたか?

嶋田さん:
「病院に行ったらポスターを探すようになりましたね。薬とか講演のポスターとか」

平嶌さん:
「医療というか…健康面では、運動を良くするようになりましたね」

嶋田さん:
「あとは、家族が病院に行って薬を貰った時に、どんな薬なのか調べるようになっちゃいました。副作用とかも気になりますし」

岡田さん:
「僕も嶋田さんと同じように、薬について調べるようになりましたね。この薬、どこの製薬会社のものなんだろう? とか。今までは製薬会社とか全く気にしなかったんですが。まぁ、今は新型コロナのワクチン接種の時期なので、一般の方も気にするようになってきたとは思いますけど」

WEB業界の経験豊富なメンバーだからこそ、エピソードも三者三様!

―― ご自身がクライアントのみなさまと仕事をする時に大切にしている事を教えてください。

嶋田さん:
「先ほど岡田さんが言っていたように、デジタルリテラシーに差がある場合があるので、分かりやすく話すように心がけています。話す相手が決定権を持っていない方の場合もありますので、その方が上司に話す時に説明しやすくするにはどう話したら良いかな、とか。逆に、そうしないと困るだろうな、と思いますし」

岡田さん:
「僕も、クライアントさまへの説明は丁寧にするようにしていますね」

平嶌さん:
「私はクライアントの担当者がものすごく忙しい方だったので、その方が資料などを一目で見て分かるよう、事前準備はかなり徹底してするようにしていました」

―― 教訓にしている事、成長につながったエピソードなどがあれば教えてください。

岡田さん:
「ありすぎて…(笑)。でも、僕は先輩に言われた『怒られるより、褒められる仕事をしろ』ということですね。怒られないようにどうするか…な立ち回りではなくて、褒められる立ち回りをしろと。ディレクターって、怒られるのが仕事の半分以上を占めているんで。だからこそ、怒られてビビるだけではなく、褒められるように動くんだ、と」

嶋田さん:
「自分は、メンバーズに入る前は比較的小さな会社ばかりに居たので、自分がどう成長するか…というのが主だったのですが、メンバーズに入社してからは後輩が伸びてくると嬉しいなと感じますね。自分もいくらかは人を教えられるようになって来たのかなと」

―― 謙虚でいらっしゃいますね…!

嶋田さん:
「僕はこれ以上、成長しないので(笑)。後輩の成長を感じると、良い教え方だったかな、とか、本人の努力もあるんだろうな、とか考えます」

平嶌さん:
「私は、『100%のものを作るな』というのを教訓にしています。自分が100%だと思ったものは、必ず自分の好みが入ってしまうので、70~80%で作るようにしています」

―― MMというカンパニーに対しては、入社後どんな感想を持ちましたか? 働きやすさや独自の取り組みについての感想をお聞かせください。

岡田さん:
「働き方という意味では、15年ぐらい前のメンバーズに比べたら変わったと思います。ホワイトになりましたね。昔は普通に残業200時間…みたいな。まぁ、WEB業界ってどこもそんな時代はありましたけどね。変わって良かったと思います」

嶋田さん:
「MMの業務への取り組みとして、例えば残業時間ですが、事前にきちんと申請しないといけないということを、一人ひとりがきちんと意識できていますよね。残業ってこんなにコストが掛かっているんだな、とか。それを意識できる社風なんじゃないですか」

平嶌さん:
「メンバーズキャリア時代は、1人で派遣としてクライアント先に常駐し、お客さまと一緒に働くという働き方でした。MMは、担当プロジェクトを社内で作業するという点が働き方の大きな違いですね。なので、今は社内のメンバーとよく話すようになったなと思いますし、働きやすいですね」

―― テレワーク継続中かと思いますが、先輩・後輩社員とのコミュニケーションはいかがでしょうか。仕事の相談、雑談などもしやすい環境ですか?

嶋田さん:
「何か、テレワークそのものは関係ないような気が…僕はしていますけどね。よく言われる、テレワークから悪くなったことは何かってあるじゃないですか。ただ、それは元から悪かったものが、テレワークで顕在化しただけだろうなって(笑)。MMはコミュニケーションに関しては良い方と思っていますし。僕のプロジェクトのチームは常時カメラを繋いでいて、必要な時にすぐ声を掛けられますが、そういう意味でもリアルで話すのと変わらない状況で仕事は出来ていますね」

岡田さん:
「僕は東京なので、コロナ禍は関係なく、九州にいる嶋田さん、平嶌さんと物理的な距離がありますが、そういう意味では、簡単に距離を越えて仕事ができる時代になったな、という気はします。数年前でも、なぜか電話でディレクションのやり取りをしていたこともあったので。今思えば、なぜWEBミーティングでやり取りをしなかったのか不思議ですけど(笑)」

平嶌さん:
「私は時短勤務なので、朝会や夕会に参加はしていないんですが、リフレッシュタイムという雑談ができる時間が週1であるので、そこで雑談を楽しんでいます。色んな社員の方とお話が出来ていますし、全員と話せていますね」

岡田さん:
「僕はそもそも、嶋田さんと平嶌さん、お2人にリアルでお会いしたことが無いんですけどね」

平嶌さん:
「というか、全員、無いですよね(笑)」

―― リアルで会ったことがない方々が同じチームで働かれているということですよね…!

嶋田さん:
「僕と平嶌さんも違うもんね。僕は北九州市で、平嶌さんは福岡市」

―― 土地勘が無くスミマセン、北九州市と福岡市は離れているんですね。

嶋田さん:
「全然違う場所です。車で1~2時間、掛かります」

―― 距離なく仕事ができる時代になったからこそ、の働き方ですね…!

「社会課題の解決」と「ビジネス目標の達成」の両立を目指す、MM初のCSVが目標!

―― 日々、医療業界全体ではデジタル化に対応したさまざまなテクノロジーがリリースされています。みなさんが現在興味を持っている医療のテクノロジーはなんでしょう?

岡田さん:
「AIを使った診断ですね。あとは、薬剤の開発かな。いま、丁度そういうソリューションの提案もしていたので」

嶋田さん:
「僕は、オンライン診療ってどこまで広げることができるのかなと思っていて。自分の年齢や親、付き合いのある人の年齢がどんどん上がって行くわけじゃないですか。そこで気になるのが80~90代となると、どうしてもテクノロジーには付いていけなくなってしまうということ。例えば、高齢者の居る家庭で家族の誰かが『おばあちゃん、病院に行こう』って言っても聞いてはくれない。でも、ちゃんとオンライン診療を自宅にセッティングできて、お医者さまと話せる環境があれば聞いてくれると思うんです。そこまで出来るようになれば、多くの人が健康に関心を持てるようになるのかなと。また、そういう人へケアやフォローをして行きたいです」

平嶌さん:
「私もオンライン診療は気になる所ではあるんですけど、あとは、非接触で薬が買えるというところですね。最近は、ロッカーでの受け取りができるようになっているというのをニュースで知って。これなら、会社帰りでも買えるなぁと思いました」

―― みなさんはディレクターやデザイナーとして、または、MMというカンパニーとして、医療業界に対してどんなことを実現していきたいと考えていますか?

岡田さん:
「現在、アジアの中で新薬開発をしているのは、日本か中国ぐらいしかありません。新薬開発は、それだけ技術が必要ということなんです。そんな中で日本は少子高齢化社会に突入し、医療費はかさみ、厚生労働省からは薬価を落とすことを求められています。新薬開発は時間もコストも莫大に掛かるプロジェクトなのに、開発した新薬の薬価を下げなくてはならないなら、新薬開発はリスクでしかなくなります。業務に直接関係は無いですが、先ほど言ったようにAIを使った新薬開発などが出来る環境があれば良いなと。人の手を使って何万通りもの化学物質の結合パターンを作りだしていたのを、AIやデジタルで自動化できればコストが抑えられ、薬価に見合ったコストにも出来ます。そして、この先、日本の新薬開発が先細りしてしまうのを防ぎ、海外に打って出るためにも僕らはデジタルを使ったアプローチで製薬業界へ貢献できればと考えています」

平嶌さん:
「私はMMで初のCSVの事例を作って行きたいです。社会課題と結びつけたご提案が出来れば…と日々考えています」

嶋田さん:
「平嶌さんに言われちゃったなぁ(笑)。僕もCSVを考えていました。ただ、製薬業界って業務自体がすでにCSVなんですよね。だから改めて事例を作るのは難しいというのもありますが。また、CSVの先に何があるのかを考えると大きな話になるのですが、先ほどもお伝えしたように、日本中のすべてのお医者さまに同じ情報を提供し、すべての患者さんに等しく治療ができるような場を僕らが作って、デジタルで実現していく。ただ、個人の想いとしては、デジタル・アナログ関係なく出来ることがないかなと常に考えていますね」

―― ありがとうございました!さまざまな業界を経験し、MMに新たに入社したメンバーの方々の活躍もぜひ、楽しみにしてください。今後もブログを通じてMMのメンバーの様子をお伝えしていきます。