私たちが価値あるWebサイト作りのために取り組んでいることをご紹介します。 医療の情報を必要としている人たちに、必要な情報を届けるためにどんな作業をしているのか、どんな手順で調査を行っているのかなど、提案までのアプローチの一部をお見せします!
― 右脳と左脳を使い分けて制作するWebサイトとは?
性格診断や心理テストで、“右脳タイプ”か、“左脳タイプ”か?なんていう診断をしたことはありませんか?
既にみなさんもご存じかもしれませんが、主に「右脳は直感的」、「左脳は論理的」のように分類されていますよね。
メンバーズメディカルマーケティング(略称MM)では、右脳・左脳の特長を、Webサイト制作におけるいくつかの作業の段階にあてはめながら構築しています。 まるで心理学の話のようですが、今回は、私たちが「感覚的」・「論理的」それぞれ脳の得意なことを意識しながらWebサイトを作っているという、サイト制作のポイントをご紹介していきます。
― “見せ方”や“使いやすさ”にこだわりたい!
感覚的思考が得意とされているのは“右脳”ですよね。そして、私たちが手がけるWebサイトの制作において、サイトの内容が分かりやすいということや、直感的に使えるかどうかというのは特に重要です。
なぜなら、疾患啓発サイトであれば、「病気についてすぐに調べたい」、または「薬について分かりやすい情報が欲しい」と思ってサイトを訪問する方もいらっしゃいます。
患者さんやこれから患者さんになりうる方が使うという事情を考慮すると、Webサイトが直感的に使いやすいということは、とても大切なことです。
それらを踏まえ、私たちは分かりやすいサイトの構成や使いやすいUI(ユーザーインターフェース)であるかどうかを、直感的に判断できるかどうかを考慮しながら制作にあたっています。また、キャッチコピーにも直感に響くようなワードを取り入れるようにしています。
Webサイトへ誘導することを考えた場合には、論理的な言葉よりも、サイトに訪問するユーザーの感性に響く言葉を選んでいます。
Webサイトを制作する中では、その場面に合った言葉の使い分けも必要になってきます。
― “論理的思考”や“正確さ”が大切な部分には左脳的発想!
“左脳”の得意なことは、ロジカルなことです。
実際にWebサイトを作るにあたり、より多くの患者さんの目に触れる機会を与えられるWebサイトにできるようにロジックで筋道を立て、技術的な面で反映していきます。
そのために、サイト制作の前にはインターネット上の検索ワードや順位、ボリュームを調査します。 検索ワードを元にすれば、患者さんがその病気に対してどのような情報(症状、原因、手術、薬剤など)を知りたいと思っているのかを判断することができます。
さらに、その検索ワードに対して、自社のWebサイトの表示が何位にあるのかを見て、低い順位になっているのならば、上位表示されるWebサイトに作り替えていく必要が出てきます。
こちらは、感覚的な部分とは異なり、徹底的に分析して論理的に作り込んでいくための作業として取り組んでいきます。
― インターネットに飛び交う、患者さんのリアルな声
今回は、Webサイト制作の内容に触れてきましたが、実は、私たちが難病の疾患啓発サイトを構築することになった場合、一番初めに着手するのは疾患についての調査です。
その疾患について書かれた専門書を読むことはもちろんですが、ここで情報を集めることにも時間を割いています。
疾病の情報を集める背景には、私たち自身がその病気に罹ることができないという理由もありますし、患者さんのリアルな情報を知ることができるからです。
今はインターネットで情報を発信している方がとても多くなっているので、個人の闘病ブログからTwitterなどのSNSの投稿、「Yahoo!知恵袋」等のナレッジコミュニティに集まっている情報などにも目を通しています。
こういったものから、患者さんや患者さんのご家族も含めて、どんな悩みを抱えているのか、どのような情報を欲しいと思っているのかということを知ることができ、その情報を元にコンテンツを作成することができます。
― “ロジック”・“感性”、それぞれを適切な面で反映することが大切!
技術的な面にだけ注力していると、どうしても見た目が良い「だけ」で使いにくいサイトになってしまったり、ロジカルな面に偏ると、情報は詰まっているけれど読みにくいサイトになりがちです。
しかし、私たちのWebサイトを使ってくれるユーザーは、患者さんやそのご家族であるということを第一に、“患者目線”で作ることを忘れてはなりません。
想像力を最大限に働かせながら、見やすい・使いやすいWebサイトを提供し続けることを心に刻み、制作にあたっています。
また、これまでに読んだ闘病ブログやSNSの中には、難病の患者さんが医療機関、製薬会社に対して、Webサイト上に必要な情報が少ない、見つからない (もしくは、たどり着けていない)という内容のメッセージもありました。
さらに、その難病を知らない一般の方に対しては、症状への理解を求めている方も多いように感じました。 このような事情を抱えている方を知るほどに、Webサイトの活用を通して患者さんの知りたい情報をいち早く提供できるようにすることや、一般の方が難病への理解を深められるような、分かりやすいコンテンツを作りたいという気持ちがこみ上げてきます。
― すべては情報を必要とする患者さんのために
私たちは常に、さまざまな疾病に悩んでいる患者さんの気持ちに寄り添っていけるよう、自分たちならではのWebサイト作りの方法を確立して制作に取り組んでいます。
今回は、〈感性とロジカルさ〉を意識的に組み合わせたWeb制作の取り組みをご紹介しましたが、私たちが医療業界に特化したWebサイトを構築していくことができる理由を、みなさんにもお分かりいただけのではないでしょうか。
また、メンバーズメディカルマーケティング独自の、価値あるサイト作りのための取り組みは今回ご紹介した方法以外にもありますので、また他の機会にご紹介させていただきます。